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【2012年度 社団法人枚方青年会議所 理事長所信】

第52代理事長 嶋田雅人
原点回帰 創始の志を胸に 新たなる時代の先駆者へ
~自立と共助が調和する社会に向けて~
一人で見る夢、それは夢にしか過ぎない。しかし、みんなで見る夢は現実となる。
夢を創造でき、夢を叶えられる。希望に満ち溢れたまち『ひらかた』の創造!
【はじめに】
枚方JCは1962年に全国で221番目の青年会議所として枚方に誕生しました。私たちは「つねに団結の力により創造者としての勇気と実行力をもって地域社会の進歩発展に貢献せんとするものである」という設立趣意のもと設立から50年が過ぎ、多くの先輩諸氏がこの崇高な理念のもとJC運動に邁進されてきました。今我々がJAYCEEとして、この枚方で活動できるのも多くの先輩諸氏が50年間の一瞬一瞬を熱い想いで積み重ねてこられてきたからであります。現在、この一文を聞いても何の違和感も無いことを感じることができると思います。時代背景は違えど、荒廃した経済や人の心を復興するという意味では、我々枚方JCに課せられた使命は50年前と何ら変わることなく、様々な問題を抱えた現代において、我々青年経済人に何が出来るかを見極めなければなりません。青年会議所は単年度制という特徴がありますが、毎年組織構成は変わっても、常に「明るい豊かな社会」の実現へと向かうベクトルの向きは変わりません。また、時代背景によって中期的な捉え方をすることで、より明確なビジョンを立てることができます。
本年は創立50周年代運動指針が基軸となり運動を展開する最初の年であります。これまで以上に枚方JC運動を広く地域市民に発信し、賛同・参画して頂くことで、一人でも多くの市民の方々が枚方の将来を考え、地域全体で「明るい豊かな社会」の実現に向けて進んで行くと考えます。冒頭の理念を胸に抱き、創始の精神を忘れることなく、JC運動をそして、まちづくり運動を邁進してまいります。
【創立50周年にむけて】
私は枚方JCに誇りをもっております。全国には多くの青年会議所が存在します。枚方JCは全国どこの青年会議所に行っても一目置かれた存在になっております。また、我々が活動する『ひらかた』においても、行政と共に様々な取り組みを行ってきました。
これは50年間、先輩諸氏が枚方JCに誇りをもってより素晴らしい青年会議所を目指し、一丸となってJC運動に取り組んでこられた成果であることは間違いありません。我々現役世代はこの記念すべき一年に今一度時代を知り、次代の道標となる活動をしなければなりません。先達の新しいことへ向って行く姿勢を継承し、わが愛するまち『ひらかた』の「まちづくり」に挑み、その思いを次代へ伝承し「ひとづくり」を実践することを目指し、創立50周年を機に、枚方JCの築いてきた歴史の上に新たなスタートを切っていくという思いを込め「誇闘夢挑」という言葉を創立50周年運動スローガンとし取り組んでまいります。
創立50周年を迎える9月22日に記念式典及び記念講演を開催します。記念式典においては、設立に至った歴史的背景を踏まえ現在までの経緯を総括し、自らの存在意義を明確化した上で今後10年を見据えた新たな時代を担う青年会議所としてのメッセージを各地会員会議所、シニアメンバー、外部関係者に発信します。
記念講演、記念事業では「夢」をテーマに開催します。『ひらかた』に住まう方々もそれぞれ「夢」を持っているはずです。"夢が持てない時代"なんて寂しい言葉が躍る世の中、閉塞感でいっぱいの世の中を打破し、夢を創造でき、夢を叶えられる、希望に満ち溢れたまち『ひらかた』を創造できうる事業を開催します。
創始の志を胸に、新たなる時代の先駆者として枚方JCメンバーが一枚岩となって創立50周年であるこの一年を共に歩んでまいります。
【市民が責任を持ち、自らの意思で行う“真の地方自治”】
自立した市民が創る、自立した地域を生むために、枚方JCは運動として取り組んでまいります。近未来を切り開き、真の“明るい豊かな社会”の実現を目標に掲げる青年会議所であれば、市民による市民の為のまちづくりを今一度見つめなおし、それを実践する運動を単年度には捉われない中長期的視点をもって行うべきだと考えます。
我々が活動する『ひらかた』には既に郷土愛あふれる公の心を持った人々が多く存在しています。そういった方々の志は、私たち青年会議所が目指す社会と相違がありません。地域の人々の思いを実現する社会に変えていくには、産・学・官・民が一体となって運動をしていく必要があるのです。この国や社会が、無関心な国民層が多くなってしまったことに憂うよりも、思いのある人々で結束し、まずは目的を定めた運動を展開することによって、未来が明るいものになるはずです。これからのJC運動は、未来を明るく照らす手法としてソーシャルデザイン(=国民が積極的に社会参画し、実践できる社会を構築すること)の実現を目指していく必要があります。今まで以上に産・学・官・民がそれぞれ積極的に連携を図った「まちづくり」を行うために、まずは我々枚方JCが「まちづくり」について学ぶことで、私たちの運動はより一層の効果を生み、まちを動かせると確信しています。
【枚方JCの誇り】
私たちが行うべき市民意識変革運動の原動力として、高い理想と情熱を持った仲間を増やしていくことは、必ずや明るい豊かな社会を目指すJC運動をさらに推進する大きな力となります。全国的に会員の減少が叫ばれる中、私たちはJC運動の意義をしっかり自らに落とし込み、決して他人事にはせず、一人ひとりが誇りと自信を持って積極的に会員拡大運動を行っていかなければなりません。会員拡大は明るい豊かな社会を築くための運動であり、つまりこれからの社会のために、地域の未来を本気で考え、行動する同志を一人でも多く我がまち『ひらかた』で培っていく、これこそが会員拡大運動の目的なのです。
会員拡大運動を成功するために、本年100%例会開催を目指すと共にメンバー全員が情報を共有できる仕組み作りを行います。まずなぜ、100%例会と拡大運動がつながるのか。近年、枚方JCでは例会及び各事業の出席率の低下が見受けられますが、そのことが退会者の増加の一因になっていると私は考えます。100%例会達成という目標に向かい一致団結することにより志しを移せるのではないでしょうか。退会者を減らしてこそ私は真の会員拡大運動だと考えます。次に大切なことは仕組みづくりです。拡大戦略会議もその一つでありますが、メンバー間で積極的な情報交換、共有することにより、効率的に会員拡大運動を行えると考えております。
志し同じくする仲間と共に成長するために声を掛け合い、LOMメンバーが一丸となって真の会員拡大運動に取り組んでまいります。
【次代を担う子どもの育成】
2012年から「生きる力」を育む理念のもと、小学校、中学校、高等学校で新学習指導要領が順次実施されます。これは変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな心、健やかな体の知・徳・体をバランスよく育てることが大切なことです。
この「生きる力」を育むためには、学校だけではなく、家庭や地域など社会全体で子どもたちの教育に取り組むことが大切であります。我々枚方JCとしては、子どもたちに実体験を通して、自ら考え、判断し、さまざまな問題に積極的に対応し解決する「知」の力の育成。他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心を持った豊かな心をもつ「徳」の力の育成。たくましく生きる為の「体」の力の育成。この「知」「徳」「体」の力をバランスよくもつ「生きる力」を育むことがわれわれ地域で運動を行う青年会議所の使命と考えます。
【枚方フェスティバル協議会の発展へ】
枚方フェスティバル協議会は、設立から9年目を迎えます。枚方フェスティバル協議会は、この9年間、様々な検証や試行錯誤を経ることにより、一定の定着を果たすことができました。しかし、未だ道半ばであり、枚方フェスティバル協議会の設立趣旨の実現からは遠いところにあるのが現状です。そもそも、枚方フェスティバル協議会は、産・学・官・民がそれぞれの観点から協議・協働することができるプラットホームの構築を目的のひとつとしています。このプラットホーム構築のためには、枚方フェスティバル協議会を構成する産・学・官・民の諸団体に対し、主体的・積極的・能動的に枚方フェスティバル協議会の運営に対する理解と諸事業への参画を働きかけていく必要があることは言うまでもありません。これまでに行われてきたグランドデザインの策定や、昨年の枚方フェスティバル協議会の定款諸規程の見直し等も、このような働きかけと軌を一にするものです。本年は、これまでのグランドデザイン策定などを踏まえたうえで、枚方フェスティバル協議会に既に参画し、また、参画を希望する諸団体に対して、さらなる主体的・積極的・能動的参画を働きかける必要があります。
しかしかかる働きかけをもっても、枚方フェスティバル協議会の運営が枚方JC中心のものとならざるを得ないのであれば、もはやそれは、我々が目的とする市民意識や社会を変革する運動とは成りえません。そのような場合は、危機感と勇気をもって新たなる枚方JCとしての方向性を描かなければなりません。
また、枚方フェスティバル協議会の主催事業である「枚方まつり」は、一歩一歩、着実な発展により、産・学・官・民が積極的に参画し、ようやく市民権を得ることができました。今こそ、我々が今一度、市民の意識をどのように変革できるのかを考え取組むべきです。枚方市民のシンボルとなりうるまつりを創造し、開催することが枚方JCの存在意義に繋がると考えます。
【意義のある交流】
台湾と日本には国交が無い中、台湾彰化國際青年商會と枚方JCはお互いを知り、文化の違いを認め合い、お互いを尊敬し合い、相互理解を深めてきた交流は、本年で姉妹締結45年目を迎えます。この節目の年にこれまで培われた友情を振り返り、昨年訪問した際の歓待への感謝をこめて歓迎しましょう。また、本年はJCI世界会議が台北にて開催されます。この機会に、枚方JCと彰化JCとが共に参画できる企画を考え、更なる相互理解を深め友情を育みましょう。
国内では中村青年会議所との交流も39年目を迎えます。39年もの間、お互いがお互いを認め合い深い友情と絆で結ばれてまいりました。本年度は、交流だけに終わることなく、締結40周年につながる事業を開催することによって、新たなる友情を育むことができると考えます。
【まちを動かすJC運動の発信】
市民の一体どれくらいの人が枚方JCの運動を知っているのでしょうか。私は一人でも多くの市民にJC運動を知って頂くことが、これから我々枚方JCがもっとも力を入れて取組んで行かなければならない事項の一つだと考えます。
運動発信というものは、同じ事柄を、異なる時に異なる場所で異なる方法で、何度も発信することよって伝播すると考えます。繰り返し行うこと、シンプルで理解しやすい運動発信をすることで、情報の受取り側に届けることが出来ると考えます。
広報活動は、運動発信をいかに説得力をもって発信できるかということに注力することが大切でもあり、継続して発信するためには、分かりやすいこと、そして市民意識変革運動を与えていけるようなオピニオンリーダー的存在になるといったことを目標としていくことが重要でもあると考えます。我々のJC運動を発信する手段として広報誌、WEBが現在あります。ただ、一方的な告知や青年会議所内の情報を掲載するのではなく、発刊時期・発行部数・発行場所など細かい戦略を立て、JC運動の事を一人でも多くの市民に周知・理解していただくことが、市民意識変革運動につながると確信しております。
【“真の公”を追求しよう】
枚方JCは公益法人制度改革を受け、2009年度第2回定時総会にて公益社団法人格取得を目指すことを可決し、2011年度第2回定時総会では公益社団法人格取得を最終目標とした中で、一般社団法人への移行を決断する年度となりました。そして本年は一般社団法人格へ移行手続きを行い完了させる重要な年度となります。皆さん今一度、自分たちの行ってきた事業を振り返ってください。まちづくり事業、人材育成事業、公開討論会など、過去の枚方JCの事業がすべて「明るい豊かな社会」の実現のために行ってきたことを考えると、我々が公益に寄与してきた団体であることに疑いの余地はありません。これは全国各地の青年会議所にも同じことが言えます。事業費率50%以上を公益に使わなければならない「きめられた制度」の為に自分たちの行動を見失うことなく、一般社団だから、公益社団だからといった名前に惑わされることなく、この機会を利用し、もう一度我々の運動自体を見つめ直し、さらに良い方向付けを行うことこそ青年会議所としてなすべきことです。さらに会員個々が“真の公”を深く追求することで枚方JCの発展に繋がり、JC運動を通して実践することで地域により大きな影響を与えることに繋がると考えます。
【さいごに】
青年会議所の活動は、多少の時間と多少のお金が必要になります。それを負担と感じている会員も少なくないと思います。しかし、入会した時の気持ちをもう一度、思い起こしてみてください。なぜ青年会議所に入会したのかを。
「負担」と呼ばれるものを、青年会議所の「三信条」でもある「修練」「奉仕」「友情」を通じて「価値」に変えていく事ができる団体であると私はこれまでに学んできました。
50年間、引き継がれてきた枚方JCへの思いは、今私たちが思う気持ちと同じではないでしょうか。我々は50年先も語り継がれるJCを創造し、地域や未来ある子供たちの先駆者になれるよう、使命感を持って夢を創造し、LOM一丸となって、邁進してまいります。
“One for all, all for one” 一人はみんなのために、みんなは一人のため、お互いに思いやりの心を持ち「一心同体」となって創立50周年である本年を共に歩んで行きましょう。
“One for all, all for one”
一人はみんなのために、みんなは一人のため、お互いに思いやりの心を持ち「一心同体」となって創立50周年である本年を共に歩んで行きましょう。






























